葬儀費用事前相談

 今日はプライベートな出来事を報告します。FPとして、終活アドバイザーとして日々勉強です。今日は実家(石川県)の父の葬儀の事前相談見積りで某葬儀社を訪問、葬儀のプロからお話を聞くことができました。この話は父からの希望で実現しました。葬儀社でのお話ですと一般葬基本セットが税込55万円。これは遺体の引き取りから自宅安置、葬儀場移送、通夜、告別式、火葬場移動、火葬、までが基本的に入っています。

 あまり信用できない業者ですと、「これ以上はかかりません」で事前見積は終わりそうですが、この葬儀社は丁寧に追加オプションの別途料金について説明をしてくれました。

 上の基本セットに入っていない物、多分他の業者でも追加費用となる項目だと思いますのでご紹介したいと思います。条件は会葬者60名、喪家親族15名、僧侶と伴僧侶で、宗派は浄土真宗 大谷派としています。

 遺体保存のドライアイスの追加分、自宅安置枕飾り壇用の枕花、納棺・納棺用具(送り人のあの作業です)、供物(くもつ)の生花、供物の菓子盛、供物の果物盛、改装返礼品、会葬礼状、通夜振舞い食事・飲み物代、会場使用料(親族控室や僧侶控室利用など、葬儀場の利用宿泊など)、火葬場使用料、骨壷、火葬場への往復マイクロバス、精進落とし中陰料理・飲み物代、お寺さんへのお布施(僧侶2日間、伴僧1日間)、心付け、本寺・菩提寺納骨・永代経、などです。

 以上の別途費用を含めると予算は約3倍になりました。確かに葬儀には色々とかかることが良くわかりました。最後に葬儀のプロからのアドバイスを。悪徳業者は「棺が見窄らしい」と言ってグレードの高いものに変えさせウン万円を請求したり、「納棺・納棺用具」つまり送り人費用を法外に請求するケースなどが多いので注意をした方が良いと言われました。またお布施の相場なども相談できとても参考になりました。

 父が事前相談を希望したのは、自分に合った葬式を選びたいこと、会場の広さを確認したかった(広すぎると間が抜ける、狭すぎると見窄らしい)のが理由だそうです。実際に葬儀場に足を運んでみることをお勧めします。ご本人、親御さんの葬儀が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

山田ヒロ
山田ヒロファイナンシャルプランナー・終活アドバイザー
専門分野

ライフプラン、リタイアメントプランニング、金融資産運用、税金、相続、終活全般

主な資格

AFP、2級FP技能士、終活アドバイザー、認定ファシリティマネジャー(CFMJ)

略歴

大学卒業後、総合オフィス家具メーカーに入社後、法人営業、海外(ドイツ)駐在、国際業務、ECサイト運営、営業管理/企画、経営企画などを経験。現在は再雇用社員として勤務の傍ら、FP・終活アドバイザーとして活動中。