ファイナンシャルプランナー(FP)の役割
私もファイナンシャルプランナーの端くれですが、最近「資産を増やす」ことばかりにFPが力を入れているように思います。ライフプランのお金に関わることは、「増やす」ことだけでなく、
かせぐ→ためる→ふやす→そなえる→つかう→あげる
だと思っています。
「かせぐ」は、働いて給料を貰うとか、自分でビジネスを行うとか、年金をもらうとかのお金を得ることです。「つかう」はものを買ったり、税金や社会保険料を払ったりすることです。つまり「収入」と「支出」。
ライフプランを成功に導くのは収入を増やし、支出を減らし収支をプラスにすることです。それさえできていれば困ることはありません。
FPは、健康(であればいつまでも働いて収入を得られる)とかキャリアプランとか消費節約(支出を減らすことが出来る)などの知識も色々身に着けて、お客様に提案ができるのが理想です。投資運用指南だけがFPの仕事ではないと思います。
そのような立場が、夏ごろ新たに金融庁が設置する「認定アドバイザー」に求められるのではないでしょうか。
でも金融庁だから、資産運用に特化してしまうんですよね。厚労省とか総務省とか横連携がやっぱり必要。